ブラック部活(平成28年8月1日)

<実例>
公立中学のケース:日常的に暴言がある。(バカじゃないの?お前のせいで点が取られる)
         炎天下で、9時間の練習(吹奏楽部)
         ボールを取り損ねただけで、長時間の土下座(野球部)
<影響>
やめたくてもやめられないのが現実。
暴言に耐え切れず、不登校になるケースもある。
また、長時間拘束により、心身ともに疲弊。
<やめたくてもやめられない現実>
(生徒の事情)
やめてしまうと、生徒同士のつながりがなくなり、学校での居場所がなくなる。
LINEなどがある現在、「あの子は弱い」「裏切者」「脱落者」という偏見がすぐに広まる。
SNSは、学校を超えて情報が広まる為、進学先でもレッテルが貼られる恐怖がある。      
 
(親の事情)
進学等の推薦を貰う為には、部活はやめさせられない。(子どもを人質に取られている)
<そもそも部活とは>
文部科学省からは、中学校の運動部については、休養日を週2日以上設ける様にとの通達を出している。
現実的には、公立中学の8割が、週1日の休養日しかとっていない。
1日3時間。週5日の練習が成長できる。(元陸上選手 為末氏)
精神力を鍛える意味もあるが、自分で厳しさを求めるのと、押し付けられるのとでは違う。
精神論より、コミュニケーションによって、成長していくのが、本来の部活。
内申書の評価の為、部活をやめられないケースがあるが、本来は、「頑張った所(プラス面(を書く」ものである。
<なぜ、ブラック部活が存在するのか>
技術的な指導ができていない為、根性論が優先される。
教師は、部活での成績が評価されやすい為、どうしても過度な練習へと生徒を追い込んでしまう。
保護者も、部活での成果を教師に求める傾向が強い。
保護者⇒教師⇒生徒で、首を絞めあっている状態
 
<改善策>
部外指導者の導入。(部外指導者を導入した場合は、生徒の負担を増やす可能性もある)
指導者資格の導入。
部活に合わせるのではなく、個人に合わせた部活を作る。
<社会福祉士からのコメント>
学校生活の主役は、あなたです
〇あなたは、部活をあなた自身の成長に役立てる為に、使うべきです。
〇その際に、持つべき視点は、①顧問の資質(指導者として尊敬できるかどうか)、②現在ある部活を続ける事で、あなたにどのようなメリットがあるか、③後輩の為に、あるべき部活の姿を創造する為にはどうすればよいか、である。
〇あなた自身の成長に結びつかないようであれば、部活をやめる決断も必要でしょう。