うつ病は、恐れる事はありません。

一生のうちに、うつ病になる割合は、6.5%~7.5%(診断基準の違いによる)です。

うつ病は、脳内伝達物質が原因と言われており、歴とした病気です。あなたが怠けているわけではありません。

 

そう言われても、「自分が怠けている様にしか思えない」のは、病気の為です。誰もが、そういう思考になるのです。

 

さて、問題を複雑化させているのは、客観的な診断方法がない為(最近では、光トポグラフィーによる客観的補助診断も取り入れられつつある)ですが、周囲から受診を勧められる場合や生活が上手くできなくなった場合は、勇気をもって、心療内科を受診する必要があります。

 

うつ病になっても、恐れる事はありません。

(正確には、恐れた所で、解決しません。恐れてしまうのも、心が弱っているからだ、と捉えましょう)

 

適切な医療を受ければ、必ず解決します。

しかし、その為には、一つ大切な事があります。

それは、医師としっかりと対話をする事です。

 

うつ病の原因

うつ病の原因は、脳内伝達物質のセロトニンの減少が有力な説です。

 

生活上では、ホルモン減少や加齢、ライフイベント(死別や転職、昇進など)によるストレス、日常的なストレス(業務過多)、トラウマなどが、うつ病の原因になりやすいと言われています。

 

勿論、それらの原因が複雑に関係しており、また、個人の考え方や感じ方なども大きく影響するので、早めの受診が大切です。

 

なお、ネット上では、気軽に、うつ病チェックが行えます。

回復に向けて

うつ病になると、「うつ病になった事」に意識が向いてしまいます。

 

しかし、最も大切な事は、どのように回復していくかです。

 

心理学では、「今、ここ」に注目します。

 

つまり、「うつ病になった経緯はおいておいて、今、うつ病という状態から、どのように回復していくか」「また、今おかれた状況で、どう打開するか」

に注目するのです。

 

最も有効な手段は、薬物療法ですが、それと同程度重要視されるのが認知行動療法です。

 

心の在り方を変える事で、ストレスを軽減します。

 

<ストレスを感じやすい性格>

 

〇0-100思考

 物事を0か100かで捉えてしまいます。実社会の多くは、グレーゾーンである為、0か100かで分ける事自体に無理があり、それがストレスとなってしまいます。

 

〇自動思考

 例えば、挨拶をしたのに、相手が返してくれない場合、どう考えますか?

 私は嫌われていると考える人は、自動思考の罠にはまっています。

 

自動思考とは、まさに、論理的に考える事ができず、負のイメージを持ってしまう事です。

 

 挨拶が返してくれない場合、その人は、深刻な悩みがあって聞こえなかった、忙しかったので聞こえなかった、また、返したけれど、声が小さかった、など、様々な理由が考えられます。

 

 こうした事にいちいち負のイメージを抱いていては、日常生活が大変しんどいものとなります。

 

 

 

 

周りの人の対応

うつ病は、大うつ病と新型うつ病に分ける事ができます。

 

大うつ病とは、

〇やりたいと思うが、体が動かない。

〇趣味など、楽しいと思えない。

〇朝方調子が悪く、夕方になるにつれて、気分が楽になる。

など、いわゆる責任感が強い人がなる病です。

 

最近増えてきているのが、新型うつ病と呼ばれるもので、

〇やりたい事は、できる。

〇趣味などは、楽しめる。

〇朝方調子がよく、夕方になるにつれて体調が悪くなる。

など、他人の評価を気にしすぎる人がなる病です。

 

どちらも、歴とした病ですが、対応は、少し違います。

 

大うつ病の方には、頑張れという言葉は禁句です。頑張りたいと思っているのに、頑張れと言われる事は、苦痛以外の何物でもないのです。

 

一方、新型うつ病の方には、時と場合には、頑張れという事が有効である場合があります。やりたい事はできるので、他人の評価が気になって、手付かずになっている事を、頑張って処理する事で、気分が楽になる場合があるのです。

 

しかし、その見極めは、専門家でない限り難しい所があります。

 

特に、その方が自殺をほのめかしている場合は、早期の介入が必要である一方で、慎重な対応が必要となります。

 

最も問題なのは、援助者である友人などが、心理的に追い詰められる可能性もあります。

援助者は、一人で解決しようとせず、必ず、専門機関に相談する様にしてください。

 

 

 

 


ウェルエイト  代表:上村 祐基

メール:kurisugawa@gmail.com  


当社(ウェルエイト)は、一人一人の良い(well)を考え、第一には、法令や制度の活用を、第二には、法令や制度の狭間のサービスの実施、第三には、今はない社会資源の創造(create)をします。

資格:社会福祉士 AFP 高等学校教員免許(福祉)